大阪桐蔭 小谷優宇(3年生)「データ班」として春夏連覇に貢献

大阪桐蔭 小谷優宇「データ班」として春夏連覇に貢献

大阪桐蔭の小谷優宇(3年)は、中学3時に最速144キロをマークし「NOMO JAPAN」に選ばれた選手。

2018夏、春夏連覇を果たした最後の3年生として最後の夏、小谷はデータ班としてチームを支えた。

小谷は、兵庫県出身。中学時代から140キロ超の速球を誇る投手だった。しかし、大阪桐蔭に入部すると、レベルの高さに衝撃を受ける。

「自分より肩が強い選手ばかりだった」。腰のけがも重なり、速球は一時120キロ台に。生き残るためにスライダーやカーブを磨き、昨秋の府大会でのメンバー入りを目指したが、かなわなかった。

18年春のセンバツでは、西谷浩一監督から「分析担当と記録員としてベンチ入りしてほしい」と言われた。メンバー発表の数日後だった。

最初は複雑だったが、「自分にできることをしよう」と切り替えた。その後、チームは自分の分析データを生かして勝ち進み、選抜大会出場を果たした。小谷は「勝利に貢献できて、やりがいがあった」。

夏もデータ班として優勝に大きく貢献

春夏連覇、胴上げされる小谷

データ班としてチームに帯同